VisualBasic(脳トレ的アプリ009:App.configとリリース)

■設定ファイルを使ってみる。

前回まででプログラムは完成したので、今回、プロジェクト作成時に自動で作られたApp.configなどのファイルを見てみる。
App.configは拡張子の通り設定ファイルだと思う。少し調べてみると、<appSettings>などのキーワードを入れることで設定ファイルとして使用できるよう。とりあえず、プログラムの中で変更しても問題ない文字のフォントサイズと色を設定ファイルに入れてみた。
App.configの内容は下のような感じ。

このappSettingsを使用するには、「プロジェクト」-「参照の追加」からSystem.Configurationの追加が必要。
追加されているかはMy Projectファイルの参照設定から見れた(下の図)。

プログラム中には、下のコードで設定ファイルのkeyと紐づける。
App.config中の値を変更することでフォントサイズなどを変えることができた。

Dim MAX_FONTSIZE = System.Configuration.ConfigurationManager.AppSettings("maxfontsize")
Dim MIN_FONTSIZE = System.Configuration.ConfigurationManager.AppSettings("minfontsize")

■プロジェクトのリリースについて

Visual Studioのメニューのビルドは下のような選択肢がある。この中の「発行」を見ると、複数人にアプリケーションを展開するために、配置先の共有ファイルのパスやFTPサーバーなどが求められる。おそらくこれが正式なリリース方法かと思うけど、少しおおげさな感じ。簡単なサンプルなのでもっと手軽なものはないか調べてみると、ビルドをした時点でファイルが作成されるので、その展開でも良さそう。

ビルドをした先のフォルダを見ると下の構成でファイルができていた。

この中で拡張子exeの実行ファイルとconfigの設定ファイルだけ別のところに持って行っても無事動かすことができた。 configの設定ファイルは、名前は変わっているけど、上のApp.configの情報が入っているよう。ここで、上で作成したフォントや色の変更ができた。

最終的な実行画面が下のもの。

これでVisual basicの脳トレ的アプリは一端終了。