Android Studio(メモリストのアプリ16_ビルドと配布)
■作成したアプリの配布について。
アプリを配布するには、Google Playなどのサイトにのせたり、メールでファイルを送付するといった方法がある。不特定多数の人が使えるようにするなら、Google Playを使うだろうけど、個人的や内々で使うだけならメール配布でも十分だと思う。
まず、アプリをビルドして、APKファイルを作る。
他のビルドタイプとして、拡張子がAABとなるAndroid App Bundleといったものもあるそうだけど、今回は使わない。こちらはそのままではインストールできないが、容量が比較的軽かったり、署名の一部作業をAPKファイルへの変換時に任せることができるよう。
単純にビルドしたAPKファイルをメールで送信して実機にインストールしてみる。
ビルドは、Android Studioの「Build」メニューから、「Build Bundle(s) / APK(s)」でAPKファイルとBundle(AAB)ファイルを作成できる。
作成後は右下に完了した旨の通知とパスが出るので、そこからフォルダへアクセス。
今回の簡単なサンプルでも11MBあった。
ちなみにAABファイルでは4MBぐらい。
ビルドの設定は、「Build」メニューの「Edit Build Types...」でできる。デフォルトではreleaseとdebugがあり、さらに「Build」メニューの「Select Build Variant...」でこの切替えができた。
Modulesの部分では、ビルドのVersion CodeやVersion Nameを設定できる。これらのあたりは、build.gradleのファイルと連動しているよう。
releaseでビルドすると、デバッグ無効の設定のためだと思うけど、容量が少し小さくなった(メールで送信するならこれでも大きいけど)。
このAPKファイルをメール添付してスマホへ送信、APKファイルをクリック。すると「アプリをこのデバイスにインストールすることはできません」というエラーになりインストールが始まらない。debugで行ったものは、Play プロテクトの警告は出るけど、問題なくインストールできた。
原因はよく分からないけど、署名付きのreleaseとして再度作成。この場合は問題なくインストールできた(Play プロテクトの警告は出るけど)。releaseでビルドしたものは、署名無しではインストールできないといった仕様なのかな。
最後にスマホのキャプチャが下のもの。
画面操作のGestureや通知するServiceまでいろいろ手を広げたけど、始めの設計の記事を見るとSQLiteを使ったサンプルをという所からだった。気になったところは終えたので、これでメモアプリは終わりにする。