RPA (基本的なこと003_Session・変数)

■アクションリストからの操作を追加

前回、レコーディングでExcelファイルを作成する操作を記録した。
そこに「Excelの基本操作:1つのセルを取得」を追加してみた。


とりあえずこれで実行。

5行目でエラーが出た。どうやらSessionがないと言われているよう。
調べてみると、操作する対象のExcelを指定するためのSessionが必要となるよう。記録した操作のリストをそれぞれ見ても設定できるようなところが見当たらない。レコーディングしたものを編集していくのは一般的な使い方ではないのかな?

別のBotを作って、今度はレコーディングではなくアクションリストからの操作を入れてみた。内容は、Excel(下のデータ)を開く(1行目)、B4のセル(2222)を取得し変数に入れる(2行目)、取得したセルをB6に設定(3行目)、保存(4行目)。
(変数として扱うには、$Temp$のように$で囲むとできた。)


とりあえず実行。
今度はうまく動いた。
Excelを開いた際にDefaultというSessionが指定されており、一連の操作でSessionはDefaultとなっている。レコーディングしたものとは違って、デスクトップ上の画面で実際にExcelが開かれるといったことはなく、「Botが正常に実行されました。」という結果が出てくるのみだった。
実行後のExcelを見ると、B4のセルがB6にコピーされていた。

レコーディングしたものに対してアクションリストの操作を入れる方法はおいおい見ていくとして、Sessionと変数の扱いは少しわかった。
次は、もう少し複雑な処理を試してみる。